ひめ、お空に昇って行ったのね

ひめは、小さくなって帰ってきました。

お骨をとりあえず祭壇に見立てたテーブルに安置しましたが、
祭壇には、たくさんのお花が飾られていて、
お花を送ってくださった方たちも、
「ひめちゃんのイメージカラーのピンクで可愛らしくね」と
仰ってくださり、とても女の子らしい、明るい雰囲気になりました。

祭壇



ひめは、15日の午前中に、東京・多磨霊園のそばにある、
慈恵院付属多摩犬猫霊園、というところで、手厚く葬っていただきました。

慈恵院

到着してからは、火葬するためにバスケットに再度寝かし直してあげ、
恥ずかしくないように、毛のないお尻にはスカートをかぶせ、
寒くないようにフリースをかけ、
お弁当とおやつと、大好きなヨーグルトのセットを入れ、
多くのお花を全身に散りばめるよう飾り、
さらに私たち家族からの手紙を枕もとに置きました。

お花に囲まれて

この後は流れに乗って、読経をして火葬をし、骨を拾い、骨壷に収め、
最後に本堂での読経・・・とあるのですが、
どうしてもひめと別れたくなかった私は、なかなか傍から離れられず、
火葬場で号泣し始めてしまったときに、お坊様から優しく声をかけられました。

いつまでも悲しんでいては、ひめちゃんが成仏できません。
今日は泣いても構わない、悲しいでしょう。
でも、明日からは笑顔で今までのことに感謝して暮らしてください。
それが一番の供養になります。

それは判っています・・・。判っているのです。

約2時間後、すべてのことを終え、自宅に向かい帰ってきました。

これで、私の家には骨壷が2つ、並ぶことになります。
ひめのほかのもう一つは、私の娘の骨壷です。

実は、私達は9年前に娘を亡くしました。
ポッター症候群、という名前の、先天性の病気でした。

ポッター症候群は、腎臓や肺が形成されず、
母体の中にいる間は生きていられるのですが、
出産すると肺形成が無いため、亡くなってしまう、という、
とっても悲しい、死という運命を背負って生まれてくる赤ちゃんの病気です。

現在の医学でもどうにもならない病気を抱えて、
生を受けてきた娘に対し、
私はどうしてあげることもできず、
その死を受け入れるしかなかった。

そのことがあまりに辛くて、落ち込み、
生きていることが何だか分からなくなってしまったとき、
ひめに出会いました。

ひめはとっても愛らしく、私のぽっかりと空いた心の穴を埋めてくれ、
毎日を楽しいものに変えてくれ、
一緒に成長していくことの喜びを、私に与えてくれました。

なので、私はそんなこともあり、
「ひめは、どんなことがあっても私が助けてあげる!!」
そういう、漠然とした決心をもって、過していました。

なのに、脳下垂体の巨大腫瘍とは・・・。

出来ることはすべてやったつもりでいます。
時間もお金も、使えるものは全てひめに費やした。

それでも助けることができない病気だったことが、
とっても悔しいのです。
無念です。

ひめちゃんと、毎日いろんな話をしながら過ごしています。
でもきっと、寂しがり屋のひめは、私の横でお尻をくっつけて座っているような気がします。
そんな時は、ひめの大きさを思い出し、頭をなで、耳をかき、背中をそっとさすり、
おしりをポンポンっとたたく仕草をしてみます。



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No title

ひめちゃんが、このブログで亡くなったと知り大変ショックでした。ご冥福をお祈りいたします。たくさん治療して、頑張ったのに・・・せめて苦しまずに逝ったのが良かったのかな。。どうしても犬とか飼うと、家族の一員になって自分の子供みたいに思ってしまいますし、また寿命が先に来てしまうので、別れの時は想像以上に寂しいかな・・・でも悲しくなるという感情はそれだけひめちゃんは愛されて、愛されて、虹の橋へ渡っていったと思うので、きっと時間がいつか解決して、きっとひめちゃんとの良い思い出だけがひめちゃんママとパパの中で残っているでしょうね。精神的に辛いとお思いますが、お体にお気をつけてくださいね。ひめちゃんは姿は見えないけど、きっとひめちゃんママの傍にいつもいるはずです。

内容を拝見してママさんの悲しみの深さが、改めて理解できました。

愛する人家族?を失う悲しみは、私にも経験あります。(私の場合は同居の彼氏でした)
それだけに愛情をかけて愛しんできた子を失うことへは、闇に落ちるような恐怖を感じます。

うまく言えませんが、娘さんもひめちゃんもママさんの子供になれたこと、いっぱい可愛がってもらったこと、とっも幸せだったし、感謝していますよ!

ママさんの悲しみが、いつの日か懐かしい思い出に変わる日が、きっと訪れると思います。
その日迄、いっぱい泣いて、いっぱい悲しんで下さい。いっぱい泣いたあとは、きっと笑顔に戻れるはずです ( ̄^ ̄)ゞ

No title

「できることはすべてやった」と書いてありました。
気持ち、時間、お金・・・これだけ愛情を注いでもらった。

残念な結果になりましたが、ひめちゃんは、やっぱり幸せ者だと思います。 

しばらくは悲しくてどうしようもないでしょうが・・・。
「やれるだけのことはやった」という気持ちが、またいつか、ご家族を前に進ませてくれることでしょう。

ひめちゃんも、それを望んでいるように思います(無責任な言葉かもしれませんが・・・)

No title

辛過ぎます。。。
ひめちゃん、でも幸せだったよね。。。
うちも頑張って居ます。

Re: No title

アヒル 様

ありがとうございます。
病気と闘ってでも、1日でも長く一緒にいたい気持ちと、
日に日に病状が悪くなるひめの姿を重ねてみていると、
やはり最後はなるべく苦しくなくあってほしいと思いました。

姿が無くなってしまって1週間が経ちました。
家の中が広く感じてしまいます。
それでもこの1週間の間、夢の中に2回ほど、
ひめが顔を出してくれました。
そのひめの顔が、昔と同じ穏やかな表情をしていたことが、
少し私の気持ちを楽にしてくれたように感じています。


Re: タイトルなし

ムーママ 様

生きていれば、すべてのものとは出会いと別れがあるのですよね。
どんなに愛していても、どこかでいつか、別れるときがある。

そんなこともすべてひっくるめて、ひめを迎えたつもりでしたが、
やはり悲しみは、どうにもならないものですね。

もう一度、ひめに会いたい・・・。
そう思ってしまうときもあります。

でも、こらえなければいけないのですよね。

Re: No title

しし丸とーちゃん 様

コメント、ありがとうございます。

やり残したことは、本当に何もないと感じています。
どうやってでも守りたい、と思った気持に忠実に、
何よりもひめを優先し、ひめに良かれと思うことは
すべて手を尽くしたという気持ちはあります。

それが唯一の、私にとっての慰めかもしれません。
前へ進むことも、大切にしたいと思います。

Re: No title

もん 様

コメント、ありがとうございます。
もん様も、頑張っているところなのですね。

いろいろと大変だと思いますが、
どうぞ、後悔の無いように、出来るだけのことをしてあげてください。
応援します。

No title

ひめちゃんのね、
可愛い声が聞こえたよー
パパとママとばあばに出会えて幸せだったって。
大好きだよって。
今でもずっとずっと家族みんな一緒だよって。
まだまだ今の医学をもってしても治らない病気があります。
ただただ向き合い受け入れるしかない現実です。
犬に携わっている私としても
病気で苦しむ子がいなくなる日を願わずにはいられません。
この記録は大変貴重なものだと心よりお礼を申し上げさせていただきます。

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Re: No title

百ちゃん 様

コメント、ありがとうございます。
病気と闘うことは、本当に大変ですが、
治すことができないとなると、悲しさが加わると思います。

私自身もガン患者で、あと9カ月、薬の服用をしなくてはならず、
それでも、それまでの期間に再発さえしなければ、
薬からは解放されます。

誰しも命のあるものは、いつかは消えていくものですが、
精いっぱい生きることの大切さを、
ひめには教わり、励ましてもらったように思います。

時折、そばにひめの存在を感じるようになりました。
病気から解放され、すっきりしているようです。

プロフィール

ひめまま

Author:ひめまま
巨大な脳下垂体腫瘍を患い、高度治療を受けながらも2012年3月に虹の橋を渡っていった愛娘ひめの、とっても頑張った闘病記録と、運命の出会いで我が家にやってきた二代目ひめことの、コーギー生活をまとめています。

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