出会い

ブリーダーさんを訪ね、東京から新東名を抜け、
愛知県まで行ってきました。
3月15日生まれのコギちゃんを見せていただくために。

この日は、「この世の中にひめの姿形が無くなった日」、
というのが良いのか、お骨になって帰ってきた日に当たります。

そしてその同じ日に、「この世の中に初めて姿を現した」
コギちゃんたちがいるというので、
どうしても気になり、見学に行くことにしました。

向かう車の中で、私はとても緊張していました。
本当に新しい家族となるコギとの生活を、始める覚悟はあるのかと。

もしかしたら、コギちゃんを見たら辛くなるんじゃないだろうか。
ひめのことが恋しくて、仕方なくなってしまうんじゃないか。

しかし、実際にブリーダーさんのところにお邪魔し、
大人のコギちゃん達とチビコギ軍団を見たとたん、
「可愛い~!!!」

まだまだ毛糸玉のような、生後1ヶ月のチビコギちゃんは、
ちょうど表情も個性も出始めたところで、
兄弟姉妹で、わっさわっさ、ドテドテとやっている姿は、
一日中見ていても飽きないほど、可愛らしいものでした。

実は15日生まれの子たちと、22日生まれの子たちで、
合計16頭のチビコギちゃんがいたため、
しばし目を奪われ、判別できるようになるには時間がかかりました。

その中に1頭。ひめを思わせるような泥棒さん顔コーギーの女の子がいて、
首周りの色の出方も、同じような雰囲気だったこともあって、
私はちょっと気になっていたのですが、
同時に、なんとも複雑な気持ちになってしまいました。

結局、私はひめに似ている子を探そうとしているのかしら?
それって、ひめと続けることができなくなってしまったこれからの時間を、
ひめの代わりをしてくれる子を探しているんじゃないのだろうか。

何だかんだといいながらも、実はひめとの今までの暮らしを1本の線とすると、
その線を、もう一度ひめを思わせるコギちゃんと延長したいと思っているのではないかと。
ひめが結んでくれる運命的な出会い、
そう言いながらも、実はまだひめの替りを探している私がそこにいたように思います。

似ていれば、自然な思いとして「ひめはこうだったのに」という思いが
湧きあがってきてしまい、どうしても重ね合わせてしまう。
そしてひめへの思いから抜け出せなくなってしまう。

ひめと同じ子はいないのですもの。
個性があり、みんな違うのですもの。
でも似ていると、似ていると思っている子だと、
その個性を受け入れるのが、もしかしたら難しかったり、
辛かったりするのではないのかしら。
そんな不安が頭をよぎりました。

何か私の考え方は違うのかもしれない。
そんな気持ちを旦那に伝えてみると、
「ひめにこだわり、どこかで結びつける気持ちを持ち続けて行くことは、
とても不健康な生き方だと思う。
そして、その子がとても可哀想だ。
ひめは自分たちの心の中にいる。この先もずっといる。
そして、新しく迎える子は、全く違う子なのだ。
自分たちと一緒に、新しいコーギー生活を一緒に始めていく子なのだから。」
そう言われました。

ひめのことを「過去」にしてしまうことに抵抗を感じ、
新しい2本目の線を引くことができない、
きっとそれが、今の私だったのだと思いました。

どうしていいのか判らなくなってしまう中、
その中に、まるで天使のように可愛いお顔の子がいました。
ひめと似ているか、と言えば、決して似ていません。
色の感じ、カラーの出方、共通点は見当たらない。
でも、その子の瞳がとっても優しく、何だか癒されるのです。

ピンとくる出会い、というのではないのかもしれません。
でも、その子を見ていると優しい気持ちになれる。
そして、何か新しいものを感じました。

結局、その子を新しい家族として迎え入れることにしました。
まだ少し、心の中でひめがいないことを受け入れられない私にとっては、
今度のチビコギちゃんとの生活が、そっと私が前へ進むことを、
後ろ押ししてくれるような、そんな気持ちを持っています。

ひめがいない、ということは、きっといつまでたっても悲しいのだと、
今さらながらに悟りました。
そしてそのことは、たとえどんな子が来ても変わらないのだ、という事も悟りました。

であれば、今度のチビコギちゃんとの新しい生活を始めていく中で、
その寂しさにも徐々に馴染んでいけばよいのかな、
そんな風に考えられるようになりました。

そして、もうひとつ。
とても奇妙なことが起きました。
「赤い糸事件」とでも言えば良いのでしょうか。

長くなってしまいましたので、
その事件については、後日アップしたいと思います。

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No title

複雑な心境、迷い、戸惑いをされているのが、よく分かりました。

ご主人の言葉・・・その通りだと思います。

ひめちゃんは、記憶から消えないし、悲しみが消えるわけでもない。

でも、「ひめちゃんの代わり」を探して一緒に暮らすのは、いろんな意味で、いい子とではないように思います。

新しい別の出会い・・・。

ひめちゃんとの想い出を大切にしながらも、新しい出会い、生活を楽しんで下さいね。

No title

こんにちは。

ビックリ!
私は愛知県に住んでいまして・・・
同じ日か翌日に同じブリーダーさんに行ってきたみたいです。
うちは亡くなったのが27日だったので、その後に生まれた子がいいなぁ~と私も思っていたんですが、どうしても気になり相談もしたくて見に行ってしましました。
子犬を見てしまったらダメですね。
でも、誕生日のことも気になるしすぐにお邪魔できる距離ということもあって、その日は決めれなかったんですが・・・

うちの場合生まれ変わりと思うとまた3ワンコと暮らすことになってしまう。
でも、次は2ワンコにするつもり。
最後に亡くなった子の生まれ変わりは飼えなくなる。それも可哀想。
なら、誕生日は気にしないでおこう!という前向き(勝手)な考えをしてまた今週もお邪魔してきます。
どうなるのかはまだわかりませんが、すごく楽しみなんです♪

プリンセスひめさんともお会いできたらよかったなぁ。

心に響く出会い

良かった。その子が今度おうちに遣わされた子なのですよ、きっと。

Re: No title

しし丸とーちゃん 様

コメントありがとうございます。

なかなか踏み出せない私ですが、これもまた、違った意味での運命の出会い、
なのだと思っています。

ひめがいないのは寂しいし、悲しい。
でも、それはこの先もひめを思い続ける中では、
ずっと感じることなのですよね。

その思いは大切に、そして「これから」も大切にして生きていくことが、
私にできることなのかもしれません。

前向きに、生きる。

そういうことなのでしょうね。

Re: No title

nana 様

そうなんですか!
いやー、ニアミスですね。
そして、こんなこともあるのですね。

チビコギ軍団、可愛いですよね。
初めはどの子も可愛くて、そして判断ができなくて、
ただただ見ているような状態でしたが、
ブリーダーさんには申し訳ないのですが、
ある程度見続けていると(我が家の場合は2時間以上見ていました)、
「ん?」と思う子が出てくるかもしれません。
私の場合はそうでした。

理由づけや動機みたいなものは、正直なところ
どういうようにも解釈できてしまうと思います。

それよりも、何か感じるもの、それが大事かなと。

今週末もまたいかれるのですよね。
うらやましいな~!あの軍団にあえて♪
東京からは、早々行かれない距離ですので。

もしかしたら、nanaさんもコギちゃんとご縁があったら、
お迎えのときに会えるかもしれませんね!

素敵なご縁があることを、お祈りしています。

Re: 心に響く出会い

こぎママ 様

ありがとうございます。

ちょっと文章が長くなってしまったので、
次回に回したのですが、とても奇妙な事も起き、
それも含め、縁なのかもしれない、と思っています。

続き、なるべく早く書いてご報告しますね。

またまた~こんばんわ。

ビックリ!!
ひめchaママさん…今のあたしと全く同じなんです。
あたしの場合は~いつもリーchanと行ってたドックカフェに来る他犬種のママさんから~そのママさんの知り合いんちで最近リーchanと同じアメコカが生まれて~と。
そして…同じく気持ちもひめchanママさんと一緒で……どうしたらいいのかわからない気持ちのまま… やっぱりあたしはリーchanを感じれる子が…とか思いながら…。
そしたらその兄弟の中で女子は一人だけ…そして同じバフカラーで…。
とりあえず会ってみない?…と言われながらも…まだまだリーchanを引きずってるし…とか思いながらご対面しに行く時……あたしもなぜだか!?かなり久々に緊張してしまいました!!
そして…あたしも『ピンッ!』がどぅなのか分からないまま…なぜだか…。
六月に迎えようと決めました!!
ひめchanママさんと…気持ちが同じ過ぎて驚いて…長々と書いてしまいました。

No title

はじめまして。
パピコギと一緒に暮されることになって良かったです。

うちは薄情にも、すぐ新しい子にすぐに来てもらいました。
気は引けましたが、もう一頭のショックを考えると
そうせざるを得ませんでした。

最初は同じように先代の子と似た子を写真で探したように思いますが、
会った瞬間全然違うとわかり、かえって良かったと今では思っています。

Re: タイトルなし

リーchanママ 様

こんばんわ。

そうですか、同じような気持ちを持たれましたか。
誰しも、愛する家族を失えば、その子のことを追いたくなるのは自然な事ですよね、
ただ、そこにあまりにも固執し離れられなくなってしまうと、
それは結果的にあまり良くないことになるのだと思うのです。
せっかくの思い出までも、悲しさや寂しさで塗りこめられてしまいますし。

新しい出会いを迎えることができるのは、素敵な事だと思います。
ピンとくるかどうか、それも、正直なところ何とも言えないことではないかと思っています。
要は、自分の気持ちにけりがつけられるかどうか。

6月には新しい生活ですね。
楽しみですね!

Re: No title

CORKYお世話係 様

コメント、ありがとうございます。

確かに同居しているワンちゃんがいると、
寂しそうな姿は、とても見ていられないですよね。

同じような子を選んでも、全く違う子を選んでも、
こちらの気持ち次第のようにも思いますが、
きっとその時の状況や気持ちの持ち方でも、
違うのかもしれませんね、

楽しい生活を送ってくださいね!
プロフィール

ひめまま

Author:ひめまま
巨大な脳下垂体腫瘍を患い、高度治療を受けながらも2012年3月に虹の橋を渡っていった愛娘ひめの、とっても頑張った闘病記録と、運命の出会いで我が家にやってきた二代目ひめことの、コーギー生活をまとめています。

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